ぼくの夏休み写真日記ちょっと18禁(なんちゃって)
お暑うございます。いやあ、夏本番ですなあ。え? もうとっくに秋だろうって? なに言ってるんですか。夏はこれからですよ。ええ、そりゃもう、10月になってカボチャが世間を飾るころだって、まだまだ暑くて夏気分……
わーっ! 待って、なんで座布団投げるんですか!
なに? いいかげん、召しませMoney!3が遅れている言い訳はやめろって? ウニャ。すいません、がんばりますぅ〜。
と、それはともかく! 気分はまだ夏なんです。だってわたくし、9月に入って、やっと夏休みをとりました。9月の3日と4日。平日の二日間ですな。平日はいいよ。空いてるし。しかも9月だから、宿代も安いのだ。で、さらに安いパック料金を利用して、伊東の方へ旅行してきました。
ちなみに、安いパック料金を探したのには、大きなわけがある。なぜなら今回の旅行のテーマは、ずばり「麻生内閣の置き土産、定額給付金を使い切って、日本の経済に少しでも貢献しよう! でも、12,000円×2人分くらいじゃ、なんともならねえよ、麻生さん!」だからなのです! ぜんぜん、ずばりじゃありませんな。どっかの公務員の肩書きみたいに長い名前ですいません、みたいな。
たぶん、Script1の読者さまも同様だと思いますが、わたくしに支給された定額給付金は、12,000円なんですよ。年寄りと子供は金額が違うそうですけど、わたくし子供いないし、年寄りでもないんで、詳しいことは知りません。ちなみに、なんで2人分かというと、彼女さまの分も入ってるから。
それにしてもねえ、考えてもみてくださいよ。たった24,000円で宿代込みの旅行なんてできるわけがない。ホント使えねえな、定額給付金って思いながら、財布から不足分を足して、合計40,000円ほどを旅行代理店に料金を払いました。チャリン。でもまあ、一人20,000円で伊東まで行く電車代と宿代が入ってて、さらに翌日借りるレンタカー代まで入ってるんだから、安いと言えば安い。安いからどんな宿なのか不安だけど……
いや待て。見栄張って、高級ホテルなんかに泊まっても、情緒がないじゃないか。ひなびた温泉旅館の方が雰囲気が出るってもんだぜ。うひひ。しかも女連れですぜ、旦那。想像しただけで、火曜サスペンス劇場の世界じゃないですか、ねえ奥さん。
なーんて、不純な気持ちがいけなかったんでしょうか、さあいよいよ出発! というところから、さっそくトラブルに見舞われました! ギャーッ!
伊東へは、東京駅から13時発の「特急スーパービュー踊り子」に乗る予定だったのです。ぼくらは当日、東京駅近くにあるオイスターバーで平日ランチを堪能してから(限定20食のカレーを食べたかったのだ)、踊り子号が出発する15分ぐらい前に東京駅へ到着した。踊り子号なんて乗ったことがないので、彼女は改札口にいる駅員のおっちゃんに切符を見せて、ぼくらが乗るべき電車が、何番線から出るのか聞いた。すると……
「えっ!」
って顔で、その駅員のおっちゃんが驚いたのだ。そして、ちょっとお待ちくださいなんて言いながら、どこかへ電話をかけ始めた。ぼくは最初、このおっちゃん、まさか踊り子号の出発するホームを知らないのかと思ったが、そーじゃなかった。電話を終えたおっちゃんは、ぼくらに言ったのだ。
「この電車は運休になりました」
えーっ! と驚くのは、ぼくらの番だった。運休ですって? なんでも信号機のトラブルなんだとか。マジですか……運転するの止めちゃうんですか。ギャフン(死語?)。
むう。運転してくれないんじゃ仕方ないので、JRの「びゅう」の窓口でつぎの電車に振り替えてもらう。でもね……ここで平日なのが災いした。「特急スーパービュー踊り子」って、休日には多く運行してるんだけど、平日は少ないのよ。だからつぎの電車は、15時30分だと言われた。 ひえー。
写真1 13時発の切符
まいったね。東京駅で二時間半も時間を潰さなきゃいけないのか。それはつらい。だから、べつの電車に乗れないのかと聞いてみたら、それもダメ。安いパック料金で買った切符は、同じ電車にしか乗れないのだ。つまり、踊り子号の切符なら、踊り子号にしか乗れない。差額を払って新幹線に乗るとか、逆に払い戻してもらって、各駅停車の電車に乗るってことも不可能。そもそも、宿代も組み込まれた料金なので、電車の運賃部分だけ切り離しての計算ができないんだよ。どーしても、べつの電車に乗りたきゃ、切符を捨てて、新しく買い直すしかないのだ。
万事休す。定額給付金を使って、経済の活性化に貢献という趣旨で言えば、買った切符をドブに捨てて、また新しい切符を買い直した方が、お金をじゃんじゃか使うわけで、麻生首相は喜ぶかも。そーいえば、あのオッサン、まだ首相だよな。今月の16日までは。むう。もしかして政権交代を訴えたせいで、麻生首相の恨みを買ったか?
なんてバカなこと言っててもしょうがないので、15時30分の切符を新たに発行してもらって窓口をあとにした。さあ、東京でなにしよう? っていうかぁ〜、わざわざ休みを取らなくても、いつも東京にいるんですけど、ぼくたち、みたいな。
写真2 無効になった切符(ただし乗車券としてまだ使う)
写真3 新しく発行された指定券
ここで彼女がぼくの顔を見ながら言った。
「楽しんでるでしょ?」
ギクッ! バ、バレてる……って、そりゃそうだ。エッセイのネタができたとばかり、切符の写真なんか楽しそうに撮ってれば。ちなみに、今回の夏休み写真日記で使ったカメラは、もーじき旧機種になることが決定している、キヤノンのG10でございます。さらに申し上げると、わたくしのG10についているストラップは、買ったときについてる付属品じゃありませんぜ、ダンナ。キヤノンユーザーしか買えない、限定2000本のG10専用ストラップなのだ!
写真4 わが愛機G10の雄姿と、限定2000本ストラップ(くどい?)
なんてことは、どーでもよろしい。なにごとも計画どおりじゃないと気が済まないご性格の彼女さまはご立腹中なのだ。旅にトラブルは付き物ですよお嬢さんと、なだめつつ、とりあえず大丸デパートで(東京駅に併設しているのだ)ウインドウショッピングなんぞしながら時間を潰す。
しかしねー、ふだんデートでブラブラ歩いているときは、二時間ぐらいすぐ経っちゃう気がするんだけどねー、時間を潰すのが目的となると、とたんに時計の進み具合が遅くなるのはなぜでしょうか? あ、そうか。これもきっと相対性理論の影響だな。時間の進み方は、観測者によって違うのだ。って、アインシュタインに殴られそう。
まあ、なんとかかんとか時間を潰して、踊り子号が15時30分に出発するホームへ行くと、これまた、すごーくイヤな感じのアナウンスが流れてきました。
写真5 15:30の電車に乗るのだ!
「15時30分発の踊り子号は、信号機トラブルの影響で15時58分頃に東京駅に到着予定です」
なんですと? ここでもまた30分遅れるんですか? さらに駅構内のアナウンスは、出発は16時5分になると言ってるので、35分の遅れ……むむむ。これはマズイ。
彼女さまのご立腹がふたたび再開されたのはもちろん、トラブル好きのワタクシも、ちょっと焦ってきました。というのは、泊まる予定の温泉旅館には貸し切りの露天風呂がありましてですね、そこは事前に予約を入れておかなきゃイカンのです。だからこの旅行を計画したときに、旅行代理店の人に電話してもらって、18時に予約を入れてあったのだ。入れるのは45分間なので、18時から18時45分までですな。なんで、この時間にしたかというと、夕日を見たかったから。その宿の露天風呂は海に面しているので、もしも旅行当日快晴だったら、とってもきれいな夕日が見れるかも。
ところが!
旅行当日は、どんより曇り。夕日は絶望的。それどころか、風呂に入れるかどうかも微妙になってきた。東京駅から伊東までは、1時間50分ほど掛かるので、16時5分に出発の電車だと、伊東駅に着くのが、ほぼ18時ではないか!
むう……
しかも実際はさらに5分遅れて、16時10分の出発でした。だって、やっと東京駅に着いた電車の車内を掃除するおじさんの一人が、掃除機のノズルを、電車とホームの隙間から、線路の下に落としちゃったりしてるんだもん……わかった。今日はもう、なにやってもダメな日なんだ。素直に諦めよう。
写真6 電車とホームの間に、掃除機のノズルを落として、うおさおしているおじさまたち
写真7 時間は虚しく、午後の4時を過ぎました
やっと電車に乗り込んだ。さっきも書いたとおり、実際の出発時間は16時10分なので、40分の遅れ。しかも途中駅ではさらに遅れが5分伸びで、45分に拡大。たぶんダイヤが乱れたせいで、本来の踊り子号のスピードが出せないんでしょう。どんどん遅れていくのだ。
写真8 踊り子号の車内。窓が大きい
さすがに、こりゃダメだと思って、電車の中から旅館に電話した。事情を説明して、露天風呂の予約時間を変更してもらおうと思ったんだ……でも、これもダメだった。全部で四つある貸し切り風呂は、みんな予約が埋まっていて、唯一、翌日の早朝なら変更できると言われた。早朝って何時? 朝の五時だってさ。それはね、こっちが無理です。湯治に来てるジイさんバアさんじゃあるまいし、朝の五時に露天風呂に入ったって、情緒もへったくれもナッシング!
やっぱり、今日はなにやってもダメな日だな。ただ、幸いなことに宿は伊東駅のすぐ近く。地図で見ると歩いて数分。たぶん3分ぐらいかな。だから、18時ごろ駅に着ければ、すぐ宿に移動して、荷物だけ部屋に置いて、さっさと風呂に入れば、まあ30分くらいは入れるかな……
なんて宿の人と話をしてたら、事情が事情ですので、少し時間を延長して、19時過ぎまでお入りになっていただいてけっこうですと言ってくれた。ありがたや〜。ちなみに19時から20時は食事の時間なので、露天風呂の利用はできないのだ。逆に言えば、その時間は、だれも予約を入れられないので、空いてる。
これで少しホッとして、窓の外を見る。相変わらず、どんより曇り空。しかも翌日も曇りの予報。
写真9 海が見えてきたけど……みごとに曇り。
まあ、天気はしょうがない。雨が降らなきゃそれでいいのだ。
写真10 伊東に到着! 18時でございます。
さあ、そんなこんなで、やっと伊東につきました。さっそく宿に移動するのだ。宿に電話したとき、駅までお迎えに上がりますと言ってたけど、歩いて数分のところで迎えに来てもらう必要もないし、来てもらったら、かえって時間が掛かりそうなので、それは丁重にお断りして、さっさと歩いて宿まで行きました。もしも、ステキなお宿だったら、名前を出してもいいかなって思ってたけど……まあ、値段なりですな。
写真11 お部屋はこんな感じ。まあ、可もなく不可もなく
いかがでしょう? 海に面したお部屋でございます。写真のキャプションに書いたとおり、可もなく不可もなくですな。ブラウン管のテレビがステキ。
しかし……驚いたのは部屋ではなかったのだ。フロントでチェックインを済ませると、おばちゃんが彼女の荷物を持ってくれて、部屋まで案内してくれた。ここまではいい。ところが!
そのおばちゃんが、部屋の説明とか、お茶とか入れてくれるのかと思ったら、部屋の前には、べつの仲居さんが待っていた。このおばちゃんを見てビックリ! おばちゃんではなく、明らかにおばあちゃんだったのだ。80才近くに見えるんだよ。うちのお袋より歳上なのは間違いない。バーさまは、われわれがお風呂に入っている間に、夕食の支度をしておきますと言って出て行った。
彼女も内心ビックリしていたらしく、おばあちゃんが部屋から出て行ってすぐ、「いまの人、何歳?」なんて、ぼくに聞いてきた。そのあと二人で、78才だろうという結論に勝手に至ってから、ハッと気づいた。そうだ。早く露天風呂に行かねば。あー、忙しい。
荷物を置き、浴衣に着替えて部屋を出ると、その78才(推定)のバーさまが、部屋の外に立っていた。ビックリするなあもう! ここはオバケ屋敷か! バーさまは、露天風呂に行くぼくらに「いってらっしゃ〜い」と声をかけた。
ところが!
ところがが、多い旅館だな(笑)。彼女が部屋の鍵を閉めようとしても、閉まらないのだ。ガチャガチャやってる。ぼくが代わってトライする前に、バーさまがそれを見つけて寄ってきた。
ところが!
そのバーサまでも、部屋の鍵が閉まらないのだ。どうやら、ドアの立て付けが悪いらしい。ガチャガチャやってたバーさまは、そのうち、ドアをバターン!と勢いよく閉めて、むりやりはめ込むと、やっと鍵がかかった。マジですか? マジなんです。だから、このお宿の名前を掲載できません(苦笑)。ただし、お宿のみなさんの名誉のために言っておきますが、態度が悪いとか、部屋が不衛生だとか、そーいうことはありません。もしも、これをお読みのあなたが、安いパックツアーで、このお宿に泊まることがあったら、きっと楽しい体験をすることでしょう。
そりゃともかく、露天風呂へ行くのだ!
写真12 露天風呂。お風呂は二つあって、こちらは内側。ちなみに天井はありません
写真13 外にあるお風呂。ジャグジーです
写真14 露天風呂からの眺め 夕日は無理でした
露天風呂を楽しんで部屋に戻ると、バーさまが言ってたとおり、食事の準備ができてました。
写真15 食事の全景
黄色い浴衣を着て座ってらっしゃるのは、写真では初登場の彼女さまです。最初はだらんと座ってたんだけど、写ってるよと声をかけたら、あわてて正座して、仲居さんみたいに座り直しました(笑)。
ここで、料理の一部をご紹介しましょう。ちなみに、これらの写真は、すべて部屋の蛍光灯だけで撮ってます。条件が非常に悪いので、さすがのG10でも、色鮮やかには撮れませんね。
写真16 鯛のお刺身 隣の写真17は、なんかの魚の煮付け(聞いたけど忘れた)
写真18 伊勢エビだったと思われる焼き物。隣の写真19は鴨肉
写真20 エビと鮭 隣の写真21はアワビ
主だったところは、こんなところ。すごいよね。これパック料金に含まれてるんですよ。これで、美味しかったらよかったんだけどねえ!
そう。見た目はともかく、味は……イマイチでした。鯛の刺身は、なんかぐにゃっと柔らかく、魚の煮付けは、田舎にありがちな、砂糖たっぷりの甘い味。アワビは硬くて、歯ごたえ十分。伊勢エビと思われる焼き物も、素材がよければ、こんな焼き物にしなくてもいいだろうにって味だった。
いや、これまた、お宿の名誉のために言っておきますが、電車代を抜くと、たぶん10,000円以下になるだろう宿泊代でこれだけの料理が出てくるんだから、すばらしいですよ。味だって、東京で美味しいもの食べ慣れちゃってるから、厳しいこと言ったけど、マズイってわけじゃない。値段のことを考えたら、文句は言えません。いやホントに。ただ、お茶を入れる急須がひび割れてて、お茶がポタポタこぼれるのはいただけませんが……
食事が終わると、こんどはおっちゃんが、布団を敷きにきました。宿にはたくさんの人が働いていて、それぞれ仕事の役割分担が決まっているらしい。これもワーキングシェアですか?
写真22 敷かれた布団怪談風
えーと、火曜サスペンス劇場風に撮りたかったんだけど……あるいは、いやんTERUさんエッチね。なんて感じに撮れれば、18禁風になったのに、実際は怪談ぽくなってしまいました。こわーい。座敷童でも出てきそう。いや、ここに出てくるのは砂かけババアだな(苦笑)。
なんて、布団の写真を掲載しといてなんですが、このまま寝るのは、いくらなんでもアレなんで、浴衣から服に着替えて、夜の海を散策しに行きました。
写真23 伊東の海の夜景
上の写真23は、コンクリートブロックの上に置いて長時間露光で撮った海の夜景です。街の明かりが雲に反射して、怪しい雰囲気が出てますな。三脚があれば、もっとアングルを工夫できたんだけど……旅は身軽というのがぼくの信条なので、三脚は持ってないのだ。
写真24 ヨットハーバーがありました
歩いて少し行くと(と言っても、けっこう歩いた)、道の駅ってのがあって、お店はみんな閉まってた。でもその裏手にあるヨットハーバーがいい感じだったから、これまた、柵にカメラを固定して、長時間露光を試みてみました。ヨットがぶれているのは、かすかな波で、ヨット自身が右に左に揺れているから。
あー、疲れた。そろそろ帰って寝ることにします。ちなみに、ついぞ殺人事件は起きませんでした。
写真25 朝です
コケコッコーッ! 朝ですよー。むにゃむにゃ。まだ少し雲がありますが、どーやら天気がよくなっていく予感。ちょいとひとっ風呂浴びてから、朝食です。
写真26
朝ご飯はあじの干物。お皿に乗ってる見たいですが、実際はこの下に蝋が燃えてて、熱々のところをいただきます。なかなか美味しい。朝食は合格です。あくまでも値段なりという意味で。
写真27 伊東の駅前 晴れてきました
さて、朝風呂も入ったし、朝飯も食ったし、そろそろ宿を引き払って、駅前に移動します。ここでレンタカーを借りて伊東を散策することにしましょう。ちなみに、今回の旅費40,000円(2人分)には、半日分のレンタカー料金も含まれているのだ。JRのやってるトレンタくんで借りたので、車種は指定できないけど、ちょっと日産のマーチに乗ってみたいなと思っていたら、借りられたのは、乗りたかったマーチでした。やったね!
じゃ、出発〜。
写真28 ゴリラの像 なぜか脇の下にパンダと書かれている
写真29 怪しい少年少女博物館 たしかに怪しい
走り出して、さっそくゴリラの像が。伊東(というか伊豆半島全般?)には、変なものがたくさんありますな。しばらく行くと、こんどはでかいペンギンみたいな人形が立ってて、そこには怪しい少年少女博物館(だったと思う)と書かれていたので、思わず停まって、博物館の入り口の写真を撮ってみました。ちょっと入ってみたかったけど、彼女さまが嫌がったので、べつの場所へ。そのべつの場所とは……
じゃーん! こちらです。 熱川バナナワニ園。すいません、工夫がなくて(苦笑)。
写真30 熱川バナナワニ園
写真31 当たり前だけどワニがいます。でもバナナは食べてません
えー、ここではワニの写真をしこたま撮りましたが、そんなもの見てもおもしろくないだろうから、上の写真だけにしときます。ちなみに、バナナは別棟の温室に、ちょっとだけ生えてました。それより、ここにはなぜかレッサーパンダがたくさんいる。
写真32 レッサーパンダくん
なんでバナナワニ園にレッサーパンダが? バナナはちょっとしか生えてないのに、レッサーパンダがうじゃうじゃいるのは解せん。ちなみに、上の写真はぼくがG10で簡単に撮ったものです。かわゆく写ってますね。園内では、この写真よりひどい写真が(レッサーパンダがブレてるんだ)、一枚500円でお買い求めいただけます。高い……だれが買うんだ、そんなもん。たぶん園の人が撮ったものだと思うけど、売るならちゃんとプロに撮ってもらいなさい。
そりゃそうと、すっかり晴れました! やっぱ、ぼくは晴れ男だなあ。と、思うことにしておく(笑)。
写真33 晴れた日の海はいいね
バナナワニ園を一通り巡ると、時間はお昼を過ぎてました。お腹が空いた。なにか美味しいモノを食べに行こう。旅館がイマイチだったから(苦笑)。でもね、美味しいお店なんて知らない。伊東なんて、滅多に来ないし、来ても観光なんかしたことないんだよね。どーしようかなと思いながら車を運転していると、ラジオから今日の星占いが流れてきた。ぼくの星座は魚座。ラジオに出ている占い師は、魚座の人は、知らないお店に飛び込みで入ると、いいことがあるなんて言ってるじゃないか! これには笑った。だって、そこら中、知らないお店ばかり……というか、知ってるお店がありません。ということは、今日は幸運の大バーゲンってことだよな。ね、星占いの先生。そうなんでしょ?
しかしですね、伊東に限らず、観光地では一つ法則がある。観光客相手の店は、どこも大して美味しくないのだ。しかも高い。とはいえ、知り合いが住んでるとかじゃないかぎり、地元の人が行くような店を知る術もない。そこでぼくは、伊東と言えば、海鮮料理だろうという固定観念を捨てて、運転中に見つけた、ひっそりとたたずむ、プチレストランの前に車を止めた。小さな小さな、イタリア料理のお店だ。店の前のメニューを見ると、ランチのコースメニューでも1,500円。東京より安い。入ってみましょう。
写真34 二階の禁煙席に通されました これは二階からテラスを見たところ
禁煙席は二階だった。そうですよ、ぼくはまだ、たまたまタバコを吸っていないのだ。それはともかく、ぼくはモチ豚と書かれた料理を、彼女にはチキンを頼んでみた。
写真35 豚さんです。隣の写真36はチキンのトマト煮
メイン料理の写真です。柔らかい光が射し込む二階席で撮影したので、条件が違うとは言え、お宿の料理より、ずっと美味しそうに撮れました。実際、なかなか美味しかった。
ここには掲載しないけど、コースなのでオードブルとスープ、そして飲み物がついてます。最初に来た、一つのお皿に何種類かのオードブルが乗ったお皿は、ぼくの好きな食材ばかりだったから、彼女は星占いが当たったねと言って笑ってました。
ちなみに、豚の料理は、1,500円じゃなくて、プラス300円です。このお店のある辺りは伊東高原に近いので、たぶん別荘とかあるんじゃないかな。だから、もっと探せば、こういうプチレストランがいくつか見つかるような気がする。
さて、このあとドッグフォレストってところへ行って、ワンちゃんとふれあってきたり、網代まで行って干物を買ったりしましたが、写真をほとんど撮らなかったので、そろそろ写真日記を終わりたいと思います。
写真37
帰りの電車。やっぱり踊り子号です。帰りはトラブルもなく、時間ピッタリに来て、時間ピッタリに発車しました。じつは電車に乗ってすぐに爆睡モードに入ったぼくでした。だからもう、写真はありません。
というわけで、短い短い、夏休みは終わったのでした。さーて、召しませMoney!の続編を書かなきゃ!
追伸 |
この写真を見て、ぼくらが泊まった宿に心当たりがある方もいらっしゃるかも知れません。でも、宿の名前を知ってても、掲示板で実名を出さないでね。けっこう悪いこと書いちゃったから。もし、本当にひどい宿なら、それはそれで実名を明かしたと思うけど、値段のことを考えたら、宿に文句はまったくありません。バーさまも、しゃきしゃきしてて、お達者でしたし。 |
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