こんなはずじゃなかった


■加湿器のその後

 去年の冬、加湿器で部屋の湿度を快適に保てば、きっと風邪を引かなくなると思って、加湿器を導入した話をエッセイに書いた。

 その後、ご報告が、まだだったので、ここに報告したい。

 結果。

 えー、今年の冬も風邪引きました。それも、ガッツリと。よって、加湿器があっても、風邪は引きます。身もふたもない結論ですいません(苦笑)。



■生体認証の謎

 三菱東京UFJ銀行をお使いの方はご存じだと思うけど、三菱東京UFJ銀行は、キャッシュカードに生態情報を記録する……う、漢字が違う。生態情報では、まるで動物の観測だな。まあ人間も動物だけどさあ。

 失礼。やり直し。

 三菱東京UFJ銀行では、生体情報を記録するためのICチップが埋め込まれたキャッシュカードを発行している。ここで言う生体情報とは、手のひらの血管の形を赤外線だかなんだかで撮影したものだ。指紋と同じように、その形は人によって違うんだそうだ。なんのために、そんな情報を記録するかというと、もちろん本人確認のため。

 これは便利だろうと思った。だって、手のひらをカメラの前にかざすだけでいいんだろ? それで本人確認ができるのだから、暗証番号を入力する手間が省けるわけだ。だから、さっそくキャッシュカードを切り替えてみたのだが……

 ガーン!

 ぼくは大きな勘違いをしていた。生体認証で本人確認しても、そのあとの手順はいままでと同じだったのだ。キッチリと暗証番号を入力しなければならない。要するに、生体認証する分だけ、手間が増えただけなのだ。

 ガックリ。

 暗証番号を入力しなきゃいけないなら、いったい、なんで生体認証なんてするんだ? と思うが、ガードは二重になっていた方がいいに決まっている。だから、生体認証で認識されたカードだと、ATMで一度に扱える金額が増えるのだ。

 でもなあ……ぼく、お金持ちじゃないから、そんなにお金を出し入れしないんだよな。だいたい、どこかにお金を入金(振り込み)するときは、ATMなんか使わない。三菱東京UFJ銀行のネットバンキングでやっちゃう。

 というわけで、生体認証のカードは、ぼくには必要なかった。お金をおろすときに、手のひらをカメラにかざすので、ちょっとSFぽくてカッコいいけど……それだけだ(苦笑)。

 それはともかく。ぼくはふと思った。もしも、ぼくと同じ勘違いをした悪党がいて、生体認証のカードなら、暗証番号を入力しなくていいと思ったとしよう。そいつは、銀行のATMをどこかから見ていて、生体認証のカードを使った人のあとを付ける。そして、人気のないところでその人を襲い、右手を(左手でもいい)ノコギリでギコギコ切り取り、さあ、これで金を下ろしまくりだ! とよろこんで銀行に行き、カードを入れて、切り取った右手をかざす。すると……ATMにこんな表示が出るのだ。「暗証番号を入力してください」と。

 ギャーッ!

 うーむ。そもそも、切り取られた手をかざしても、認証するんだろうか? いや、それ以前に死体の手でも認証するんだろうか? 知りたいような知りたくないような……(苦笑)。



■おサイフケータイの呪縛

 最近のケータイの多くには、ソニーが開発した「FeliCa」という機能が入っている。いわゆる「おサイフケータイ」ってやつ。電車に乗るときのSuicaとか、電子マネーのEdyとか、量販店のポイントカードとか、いろいろおサイフケータイに対応している。

 そもそも、ケータイにFeliCaを入れたのは、キャリアが、ユーザーを囲い込むために考えたアイデアだと思う。事実、かの有名な、iPhoneが出ても、おサイフケータイじゃないから、いらないって人もいることだろう。こうなったらキャリアの思うつぼ。まさに呪縛だ。

 じつは、ぼくもその一人なのだ。キャリアの営業戦略に乗せられるのはシャクなんだけど(苦笑)、本物の財布からカードを減らせるのは便利だし、新しモノ好きだから使ってます。Suicaに、ANAのマイレージカード、そしてANAのカードと連動するEdy、さらに、ヨドバシカメラとビックカメラのポイントカードという具合。

 ところが!

 面倒なのが、ケータイの機種変更なんだよね。機種変更したことのある人なら、アドレス帳のコピーとかしてもらうよね? FeliCa対応カード(アプリ)もコピーしてもらいたいのだけど、これができないのだ。

 が!

 キャリアも、さすがに、このままではマズイと思ったのか、まずはおサイフケータイの元祖docomoが、そしてauも、FeliCaの対応カード(アプリ)のコピーサービスをはじめた。auの案内によると、8月だか9月だかまでは、このサービスを無料でやるそうだ。

 いやあ、よかった、よかった。

 ちょうど機種変更したんだよね。じゃあ、コピーしてもらおうと、auショップに持って行ったのだが……

 な、な、なんと、ショップの店員の知識不足(不足というより、その人は、やり方をなにも知らなかったので、知識皆無と言うべきだ)で、延々と一時間半も作業に手間取った挙げ句(しかも、むだな作業で、パケット代を使われた)、コピーするのは、カード(アプリ)そのものではなく、それらが保持している情報の一部で、それらをコピーしたあと、アプリを自分でダウンロードし直して、かつ暗証番号の再入力などの作業も、すべて手動でユーザー自身がやらなければならない。

 ということが、作業を開始してから一時間半後に判明し、けっきょく、コピー作業は中断して帰って来た。カードの暗証番号なんて言われても、家に帰らないとわからないし、第一、FeliCaを使う、すべてのカード(アプリ)をダウンロードからやり直すのなら、最初から自分でやった方がいい。

 いやはや、ひどく疲れた一時間半だった。10分ぐらいで終わる作業だと思っていたから、auショップに寄ったあと、そのままお昼を食べに行こうと思って、12時30分ごろauショップに入ったのに、ショップを出たのは午後の2時を過ぎていた。店員さんも、かなり恐縮していたので、その場では怒らなかったけど、さすがにムッとしましたな。

 auは、このサービスを本気で有料にするつもりなのだろうか? たしか315円にするとか言ってたけど、それは考え直した方がよさそうですぜ、小野寺さん(KDDIの社長)。ハッキリ申し上げて、このサービスは(サービスと呼びたくないけど)、無料でも、まだ高すぎます。



■数学エッセイの再興

 前回、数学のエッセイを二度にわたってお届けした。その結果は……あまり評判はよろしくなかった(苦笑)。やっぱり、難しすぎるという声が多いですな。大いに反省して、こんどはもっと、丁寧に解説した数学エッセイを……

 え? もう書かなくていいって?

 いやあ、そうは問屋が卸さないのだ。もっと本格的に数学のエッセイを書こうと思い、難しい数学の本を、何冊も買って来ちゃったもん。投資をむだにできませーん(笑)。



■Wii Fitの誘惑

 Wii Fitって知ってる? え? ご存じない? あの、白いボードの上に乗ったり降りたり、足踏みしたりする、簡易トレーニングゲームのことを?

 要するに、ゲーム感覚で、トレーニング(あくまでも簡易的なモノ)ができるモノなんだけど、これにキャラ(自分ですな)を登録するとき、いろいろ体力を測定される。しかも、体重まで測られるのだ! 彼氏と一緒にやるときは、気をつけた方がいいよ、そこの彼女。

 で、タバコをたまたま吸わなくなってから、すっかりお腹に貫禄が出てきたわたくしは、まだギリギリ標準体型だった。ホッとしたのだけど……「太りすぎ」の一歩手前なのは間違いない。

 よーし、がんばってトレーニングだ!

 えーと、最初の一週間ぐらいは、毎日やったかな。で、そのあとは、週に一度くらいになり、いまではもう、部屋の隅でホコリをかぶってます(苦笑)。予定では、いまごろ5キロくらい痩せてるはずなんですが……家庭用のフィットネス機械って、なんで、使わなくなっちゃうのかねえ(苦笑)。

 ホコリをかぶったWii Fitを見ながら思った。これだからぼくは、ブログをできないのだと。いやマジで、ブログを毎日更新なさっている方を尊敬します。ぼくもブログを作って、それをキッチリ更新できれば、Script1のアクセスも、もっと増えるだろうに……(涙)。



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