リニューアルの話とか



 みなさま、こんばんは。あるいは、こんにちは。もしかしたら、おはようございます。わたくし、サイトリニューアルという名の現実逃避の旅から帰ってまいりました。楽しいけど疲れた。単純作業も多いしね。そんなわけで、しばらく文章を書いてなかったので(正確には打っていなかった)、このエッセイでリハビリしましょう。いつにも増して気楽におつきあいください。

 さて。なんの話からしようか。って、当然サイトリニューアルの話からでしょうな。


■リニューアルの掟

 このエッセイをごらんになっているということは、すでに、新しいデザインを見ていただいたでしょう。お気づきになったと思いますが、基本設計は変わってないんですよ。左側にメニューがあって、右側に詳しい情報が書かれている。気に入ってるんです。このスタイル。だから今回も、この基本スタイルは継承しようと決めました。

 そして、敬称といえば……違うぞ、ジャパニスト。継承だろ、継承。しっかりしてくれよ。そういえばWindowsXPにしてから、まともに文章を書いてないんだよな。いままで学習させた文節の区切りとか、みーんな忘れてくれちゃってるから、変換がいまいち悪いなあ。再インストールすると、こういうことも起こるのね。

 失礼。話がそれました。継承といえば、いまやScript1のイメージカラーとなった「ブルー」ですね。青色を基調とするのが、もはやポリシーです。確定申告は白色ですが、ホームページは青なのよ。

 そりゃそうと、なんでぼくは、ブルーが好きなんでしょうね。そういえば、八神純子の水色の雨も好きだったな。

 あ〜あ、水色の雨ぇ〜、わたしの肩を抱いて包んで降り続くのぉ〜〜〜
 あ〜あ、崩れてしまえ、跡形もなく流されてゆく愛の形〜

 おいおい。跡形もなく流されちゃうのかよ。しかも崩れるのかよ。すごい雨だな。豪雨だね。水色の雨っていうより、茶色の土石流だね。しかし、歌詞をインターネットで検索してまで書いといてなんですが、若い人にはわからない話題ですな。こういう話を書いちゃうところからして、年食った証拠かなあ。やだやだ。でも、うちのお客さんのほとんどが、わかる話題かもしれないと思ってみたりして(笑)。

 おや? 話がズレてます? すいませんね。いつもこーなんですよ。えっと、サイトのリニューアルでしたよね。

 今回はですね、ひとつ気をつけなきゃいけないことがありました。それは、パソコンが新しくなったことなんです。データの適合性が問題? いやいや、そうではない。パソコンの処理能力ですよ。以前のパソコンは、正直言って、かなり低スペックだった。買ったときは最新スペックだったのにねえ。DELLの最高機種だったんですよ。34万円(ディスプレイなし)だったんですよ。ちくしょう。もう二度と最高機種なんか買うもんか。

 なんか、ぶつぶつ言ってますが(苦笑)、とにかく、いまの時代にあっては、かなりご老体になったパソコンだったのです。だからね、前のパソコンで作ったホームページは、自動的に「軽いページ」になるんです。だって、作れないんだもん。老人に重いものを持たせてはいけません(苦笑)。

 それはそれで悲しい現実なのですが、こんどのパソコンは、そこそこ重いページを作っても、サクッと動いてしまう。それはそれで、うれしい現実なのですが、自分が重いページを作っていることに気がつかない危険性がある。デザインに凝り始めると、つい重たいページを作りたくなっちゃうんですよねえ。

 うーん……でもなあ。新しいパソコンって言ったって、たかが800MHzだからなあ。メモリこそ、768MB積んでるけど、この程度のスペックのパソコンなら、いまの時代、ボトムレンジと考えてもいいんじゃないだろうか?

 というわけで、テーブルの構造とか、やや複雑になっております。いままでより少し重いはずです。表示が遅くなったぞーっ。と思われたみなさんにはごめんなさい。

 さらに今回は、以前にも増して、執念ともいえる勢いで、Netscapeの4.7に対応しました。完ぺきに近いです。ここまでくると、もうビョーキですな。病気。念のために申し上げますが、近いのであって、完ぺきではありません。エッセイページなどの細い罫線が表示されなかったりはする。

 しっかし、いまどきNetscape4.7に対応するなんて、なにを時代錯誤なことをやってるんでしょうね。こういうのも温故知新というんでしょうか? と、われながら、あきれますが、対応してしまったものはしょうがないので、Netscape4.7のユーザーのみなさま。どうぞ、安心してScript1を見てください。

 ところが!

 古きNetscape4.7よりも、最新のブラウザに困ったちゃんがいるんですよ。長編小説などのページの扉にイヤミったらしく書きましたけど、Operaですよ、Opera。こいつは、本当に頭が痛い。そう。文頭の全角スペースを無視する、あの恐るべき仕様に頭を悩ませてます。じつは、さんざんOpera 7に対応する方法を考えたんですが、あきらめました。

 いえね、奥さん。聞いてくださいよ。Opera 7で、正常に表示させること自体は難しくないんです。以前のエッセイ「Opera 7は嫌いだ」でも書いた通り、スタイルシートで、段落にインデントを入れれば済む話です。段落の間にできてしまう見苦しい行間も、マージンをゼロにすれば解決する。セリフの鍵カッコをインデントしない方法もある。

 ですが……この方法は、ホームページ用に、ホームページのためだけのデータを用意することを意味します。最初から、文頭にスペースのない(つまり字下げされていない)テキストを用意しなければいけないのです。さらに、段落を区切るために、ただ改行してあるだけの原文データを加工する手間もある。一万行もある小説に、そんな処理をするのは不可能ですな。もちろん、時間をかければできるけど、そんなことやってたら、パソコンどころか、ぼくが老人になってしまいます。※注1

 さらに、老人になってまで作ったそのページは、ブラウザで表示するときはいいけど、コピー&ペーストで、ワープロなどに貼り付けると、字下げはないし、段落の間に妙な改行が入ってるし、読むに堪えないテキストの出来上がり。あ〜らビックリ。

※注1
このように書きましたところ、読者の方から、ホームページ用のデータ制作に関しては、かなり楽に原文データを変換(置換)できるオンラインソフトを教えていただきました。しかし、ブラウザで表示されたものをコピー&ペーストすると、読むに堪えないデータになる問題を解決する方法はありません。


 というわけで、今回のリニューアルでも、Opera 7には非対応。たぶん、Opera 7の仕様が変更にならない限り、未来永劫、Operaには非対応です。Operaファンのみなさんには、ごめんなさい。いいブラウザなんですけど、小説サイトには向きません。

 蛇足ってわけでもないですが、Netscape7の兄弟ブラウザで、Firebird(旧称Phoenix)というのがあるんですよ。Netscape7は、Mozilla ブラウザ・コンポーネントというオープンソースのプログラムを使って作られているのですが、Firebirdもその一つ。

 このFirebirdが、逸品です。初回の起動こそIEに劣りますが、起動してしまえば動きは快適。しかもNetscape7よりも、IEに近い表示(というと怒られるかな?)です。すごくいいですね、このブラウザ。お気に入りです。Script1では、Firebirdでおかしな表示になるページは、一切ありません。こちらは、自信を持って、完ぺきと宣言できます。※注2

 興味のある方は、こちらをどーぞ。 ≫ Firebird プロジェクト

※注2
ただし、Firebird 自体にバグがあるので、完ぺきの意味を取り間違えないでくださいね。バグのないソフトウエアは存在しませんが、Firebird は、まだVer 1.0 に達していません。使用には注意が……いや、覚悟が(苦笑)必要です。


■じゃじゃ馬のその後

 あまりのじゃじゃ馬ぶりに、思わず、シェイクスピアの戯曲からカタリーナ(愛称はケイト)と名付けてしまった、わが自作パソコンですが、あのエッセイを書いたあとも、相変わらずじゃじゃ馬ぶりを発揮してくれました。なんと、フリーズしないと有名な、マイクロソフトご謹製のWindowsXPくんが、頻繁にフリーズするという現象に見舞われたのです。

 マジかよ……やってらんねえよ。

 で、グラフィックドライバーを入れ直したりしてみたのですが、ふとシステムのデバイスマネージャを見ると、「!」マークがついているのがある。なんじゃこりゃ? 画面に関するものらしいけど、よくわからん。でも「正常に動作していない」そうなので、削除してみました。それが当たりだったのかよくわかりませんが、とりあえずフリーズの嵐は収まった。おとといは一度もフリーズせず。でも、きのうは一回フリーズした。今日はフリーズしてない。どうやら、症状は大幅に緩和したけど完ぺきではないようです。

 掲示板でこの話題を書き込んだところ、どうも、ぼくのマザーボードのチップセットが、WindowsXPのSP1と相性が悪いらしいです。いまのところ直す方法はないんだとか。ケイトちゃんったら、WindowsXPくんと仲が悪いのね。グスン。じゃじゃ馬どころか、人見知りかよ。困ったやつだ。

 さて、それはともかく。ほぼフリーズしなくなったWindowsXP。悪くないですな。ホームページビルダーでページを作りながら、Photoshopで画像加工して、ネスケで確認して、Operaでも確認して、ついでに辞書検索なんかもしつつ、メールを読んでみたり。なんてことが、ストレスなくできます。ソフトを終了する必要はない。みーんな立ち上げておいたままでオッケイ。しかもですよ、リソース食いまくりのJapanistのすべての機能を動かして、ノートン先生も裏でゴソゴソ動いてて(ゴキブリみたいだね)、最近じゃ、マカフィー先生までご足労願ってるというのに、WindowsXPくんは、がんばって動いてます。

 これはすごいことだ。Windows98では考えられない。

 と、ここまではよろしい。というか、これはWindowsXPのいいところなのであって、ケイトのよさではない。では、ケイトちゃんにいいところはあるのか?

 答え。ありませんな。

 まあね。最初はね、ケイトちゃん速いジャンとか思いましたよ。重たいWindowsXPの上に、さらに、これだけソフトを動かせるんだから、ケイトも十分がんばっている。とは言いつつも、スピードにはすぐ慣れる。当たり前になる。これが、ふつーじゃんって。

 そうなると、こんどは悪いところが、よけい目につくわけです。ケイトの悪いところ。それは、なんといっても騒音です。ええ、そりゃもう、いまも、ブワーンっていうか、ブォオオーンっていうか、とにかく、うなってらっしゃいますよ。自己主張が激しい。ぼくの書く女性キャラみたいだ(苦笑)。

 ケイト。なにが不満なんだい? ぼくのどこが悪いんだい? いったい、ぼくはどうしたらいいんだい?

 うーむ。じゃじゃ馬は、それなりに直ってきたけど、マジでうるさいね。昼間はそんなに気にならないんだけど、ぼくは深夜の静かな時間帯にパソコンを使うことが多いから、かなり気になる。机のとなりに大型冷蔵庫があるみたいだ。冷蔵庫の中にはビールが冷えてるけど、きみのふたを開けても、フラットケーブルが絡まってるだけだもんな。いいとこないよ。って、そこまで言っちゃ、さすがにかわいそうだけど(擬人化してるなあ)、ふと、執筆の手を止めて、一服ついたりすると――

 ああ、きみってば、うるさかったのね。ガックシ。止めてやる。うるさいヤツは止めてやるぞ。

 スイッチオフ!

 あ……なんでしょうこの静寂は……そうだよ。深夜の静けさって、こうなんだよな。快適だわ。さあ、寝よう。

 じゃなくって! 寝てちゃダメだろ! ただでさえ、リニューアルなんかして小説書いてないのに、しかも書き始めたと思ったら、こんなくだらんエッセイ書いてるし!

 くそう。やはり、しずね(静音)グッズを買ってこないとダメかな。こりゃ、次回のエッセイのタイトルは、「しずねちゃんへの道」かもね。いまから、イヤな予感がするよ(苦笑)。


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