あれこれ雑記 その2



■ワールドカップ

 いや、なんたって、このことを書かねばって感じですが、日本は残念でしたなあ。さすがに熱が冷めて、冷静に日本の戦いぶりを分析できる余裕がでてきましたが、トルコに負けたときは、ホント、がっくりしたもんです。

 さて。今回話題にしたいのは、審判についてです。なんだか、いろいろ取り沙汰されてますよね。どうしても韓国戦での審判ミスが目立つわけですが、べつに、韓国戦だけでなくベルギーとブラジルのときも、ベルギーに不利なジャッジがあったし、今回のワールドカップは、審判への批判がいつになく高まっているようです。

 ですが、これは過去のワールドカップでも、あるいは、他のスポーツでも、いつも起こっていたことですよね。審判のミスも、試合のひとつですよ。そう割り切るしかないんじゃないかな。それで敗れた国(あるいは選手)は、まあ、たまったもんじゃないでしょうけど、それでも、割り切るしかない。ベルギーの選手は、審判がミスを認めたので、これ以上騒ぎ立てないそうです。大人ですな。

 ただ、もちろん審判の質を高める努力は必要ですよね。もちろん、不正はぜったいに許されません。単純なミスとは、まったく性格が異なるからです。ソルトレークシティでの冬季オリンピックで、フィギアスケートの審判が不正な審査をしたのが、記憶に新しいところですが、今回のワールドカップも、韓国がいろいろやってるんじゃないかと、いぶかる声があります。ぼくには、その真偽はわからないけど、ドイツの選手が言っていた通り、ある程度、開催国が有利なのは、ホームアドパンテージなんでしょう。過去のワールドカップだって、いつも、同じようなことが言われていたわけで、ま、そういうことを、ひっくるめて、ワールドカップを楽しむしかないんじゃないでしょうか。

 人間のやることですから、ミスはもちろん、ある程度の“欲”も、渦巻くわけですよ、当然。問題は、どこまで許容できるかですね。もしぼくが韓国人だったら、間違いなく許容範囲です。でも、イタリア人だったら…… 難しい問題だな(苦笑)。どうやら、簡単には(あるいは、永遠に)結論のでないテーマを、書いちゃったみたいです。失敬。



■ホームページのこと

 以前、「あれこれ雑記」というエッセイで、ぼくのウェブページは、Windowsでしか表示確認していないから、Macintoshでは、崩れているページがあるかもしれないと書きました。

 で、やっぱり、崩れてた〜 と、きのうガッカリしてきました(苦笑)。有楽町にできた、ソフマップというPCショップを見に行ったんですけど、そこにADSL体験コーナーがありましてね、さらに、体験のために使われているパソコンが、ぜーんぶ、Macintosh(正確にはiBook)で、お、これで、自分のページをMacintoshで確認できるぞ。と、喜び勇んで確認したのです。

 自分のサイトのURLを正確に覚えていないことが判明し、というか露顕したので(苦笑)、Yahoo!で検索して、やっとたどり着いたのは秘密ですが、まあ、とにかくデザインが崩れてて、がっくりきました。

 トップページだけは、意図的にマージンを大きくして、崩れがないように配慮してあるので、思惑通りバッチリ表示されていたんですけど、リンクのページが、ガタガタだった。投稿小説の、各投稿者のページもガタガタ。かなり、見栄えが悪い。

 むむむ。これはいけませんな。許せませんな。うちに帰ったら修正しなければ。というわけで、ダメダメなページを手帳にメモって、うちに帰って、さっそく修正。全部が直ったかどうかわかりませんが、だいぶマシになってるはずです。



■MacOSX

 MacOSXは、マック・オーエス・テンと呼びます。Macintoshの十番目のOSってことですかね。ぼくは、このMacintoshの新しいOSが、けっこう好きなんですが、上でも書いた通り、デファクトスタンダード(業界標準)ともいえる、Windowsと、インターネットのサイトの見え方が違うのが許せません。

 狂信的なMacintoshユーザーなら、Macintoshこそ正しい。Windowsは、ただちに、Macintoshに表示を合わせるように。と、主張するかもしれませんが、残念ながら、MacintoshがWindowsに合わせる方が簡単です。

 サイトを作っている立場から言わせていただきます。Microsoftさん。ぜひ、ただちに、WindowsとMacintoshのIEで、表示の違いがないように修正してください。それによって、MacOSXのすてきな機能(文字のアンチエイリアスとか)を使えなくなってもです!

 さらに提案。HTML言語には、標準化団体がありますが、ブラウザで表示するためのフォントも、標準を作ったらどうでしょうか。MicrosoftとAppleが協力して音頭を取れば、きっとできると思うんですけどねえ。

 そこで作ったフォントは、ロイヤリティフリーにして、OSメーカー、PCメーカーが、無料でOSやPCにインストールできるのはもちろん、エンドユーザーも、自由にダウンロードできる環境を整えるべきです。今後開発されるブラウザが、そのフォントを標準でサポートするように働きかけるのは言うまでもありません。

 それでも、WindowsとMacintoshでの、モニター解像度の違いは残りますが、この点も、なんとか解決できないもんでしょうかね。フォントの大きさを、OSごとに調整して、ブラウザでは、同じ大きさに表示されるようにすることは、不可能ではないような気がするんですが、いかがなもんでしょうか。



■デジタル一眼レフ

 ここのところ、デジタルカメラの一眼レフが、矢継ぎ早に発売されています。ニコンが先行していましたが、キヤノンも巻き返し中。で、追われるニコンも、さらに低価格な機種を出してきて、カメラマンとしてはうれしい限りですね。それでもまだ高くて、買えないけどさ。

 とはいえ、かなりの興味はあるわけでして、評価記事を読むのはもちろん、実際に手にとって操作してみたり、借りてきて撮影してみたりしています。その結果、わたくしTERUは、近い将来、デジタル一眼レフが、プロカメラマンの必須の道具になると確信するにいたりました。

 だって、きれいなんだもん!

 いやはや、まったく驚きですよ。ぼくも、ソニーの500万画素クラスのデジカメを使用してますけど、デジタル一眼レフで撮影できる画像は、そういった、いわゆる一般消費者向けのデジカメとは、別次元の美しさです。解像度はともかく、とにかく階調性が豊か。フィルムと同等とはいいませんが、かなり近い。

 もうひとつ特筆すべきところは、撮影がいままで以上に、イージーになるところですね。ご存じの通り、カメラはすごく進歩してますから、いまでも、ほとんど失敗のない撮影ができるわけなんですけど、意外や意外、プロの場合は、そうでもありません。大型のストロボを使った撮影など、いまだに、カメラ本体ではコントロールできない領域の撮影が多いからなんです。そういう撮影は、露出計というのを使って、光の強弱を計り、さらにインスタントフィルムを使ってテスト撮影して、イメージ通りの光にコントロールできているか、あるいは、変な写り込みはないかなどを確認しながら撮影を進めます(そういう撮影があるから、いまだにプロのカメラマンがいるんですけどね)。

 ところが、デジタル一眼レフですと、背面の液晶で、大雑把なところはすぐに確認できるので、調整がやりやすい。そして、撮影した画像を、ノートパソコンなどで表示すれば、さらに細かいところまで確認できる。気に入らなければ、その場ですぐ撮り直せばいい。なーんて、簡単なんでしょう。


 さらにいえば、プロのカメラマンは、フィルムの製造番号(乳剤番号といいます)にまで気を使うんですよ。フィルムはケミカルなもの(化学)なので、常に同じ品質の製品が作れるとは限らないんですよ。ちょっと農作物に似てる。今年は豊作だった不作だったとかと言うように、フィルムも、悪い乳剤と、良い乳剤ができちゃうんですよね。もちろん、いいフィルムができたときは、それをたくさん買い込みます。

 でも、デジタルなら、そんな心配はないんですよね。だいたい、フィルム自体がいらないわけだから、トータルコストも安くなるし。

 なんて書いてたら、だんだん欲しくなってきたぞ。どーしよう。むむ。あんまり簡単になると、いよいよプロのカメラマンが必要なくなるか? となると、デジカメを買うお金もなくなるなあ(苦笑)。


■召しませMoney!

 このエッセイを読んでくださっている方の多くが、召しませMoney!という、ぼくの作品をご存じだと思います。このたび「楽園」という、かなり有名どころの検索サイトに登録することができたのですが、残念ながら、「楽園」の投票プログラムが、完ぺきには機能していないらしく、投票にいっていただいた方にご迷惑をおかけしております。まあ、ぼくの責任ではないのですが、一応、ご報告。

 さて。召しませMoney!といえば、続編のことを書かねばなりますまい。というか書かせてください(苦笑)。じつは、ぼくはひとつの作品を、ずーっと書き続けていると、飽きちゃうんですよ。だから、ほかのコメディ作品とかも並行して書いているのですが、もちろん召しませMoney!も、がんばって書いてます。ちなみに、ケインとラニーの続編も並行して書いてたりして。

 いやはや、それにしても召しませMoney!は、われながら難物ですな。続編を書くに当たって、資産運用のことをずいぶん勉強しましたよ。株を買うわけでもないのに。投資信託に「アクティブ運用型」と「インデックス運用型」があるなんて、もう空でいえる。ファンドを買いつけるときの「ドル・コスト平均法」なんてのも知ってる。株価収益率(PER)が、株価を1株当たりの利益で割った数字だってことも知ってる。さらに、その株価収益率を、企業の予想成長率で割ると、その企業が市場でどの程度評価されているかを計るPEGレシオになる。

 なんて知識が、どれだけ物語のおもしろさに反映されるかわかりませんけど、一応、知識だけは蓄えとこうと思って、経済の雑誌なんか読んでます。いや、読んでました。圭介くんには、タイガーチームというブレーンがいますが、ぼくには、いませんからね。

 さてさて。並行して書いていたコメディ作品が先に完成するような予感があったんですけど、もしかしたら召しませMoney!のほうが、先に完成するかもしれません。最近、ちょっと調子いいんですよ。「楽園」にも登録できたし、がんばらなきゃね。


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